08/09シーズンのアーセナル総括 MF・FW編 甘口

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08/09シーズンの最終節はホームでストークに4-1で快勝。全日程を終了したところで、前回のGK・DFに続きMF・FWの総括です。選手別の出場試合数やゴール数などは、
公式サイトの「個人成績」のぺージで確認できます。

ディアビ(MF)★☆☆☆☆
ポテンシャルは間違いなくあります。それもケタ違いの。でもそれを開花させる方法がみつからないまま今シーズンも終わってしまいました。例年に比べれば故障が少なく、出場機会もそれなりにあったんですが・・・とにかく出来不出来の差が激しすぎます。完全に見切りをつけてしまうには惜しいんですが、いまさらローンで武者修行というわけにも行かないでしょうから、取り扱いにとても苦労しそうな気がしますね。

セスク(MF)★★★☆☆
年末のリバプール戦で故障し、アーセナルのキャリアでは初の長期欠場となりました。復帰してからはFAカップとCLのタイトルの可能性を残していたチームを押し上げて欲しかったんですがそうはうまくいきませんでした。ただ今回の長期欠場で、これまでに蓄積した疲れがしっかりとれて来シーズンはさらに成長した姿を見せて欲しいですね。あとこれはそこで起用するベンゲルが悪いんですが、トップ下のポジションは相当不向きだと思います。やっぱり中盤の深い位置でゲーム全体に関わってこその選手ですね。

ナスリ(MF)★★★★☆
アルシャビンのインパクトで影が薄くなりましたが、移籍初年度で29試合出場6ゴールは文句なしでしょう。
小柄でテクニックがあり、いかにもアーセナルに合いそうな選手だなという印象がありましたが、
それを裏切ることなくすんなりチームに馴染みました。ピレスが移籍してからは中盤の得点力が大きく下がっていたので、
アルシャビンとともにようやくその穴を埋めてくれそうな気がしますね。

デニウソン(MF)★★☆☆☆
シーズンが終わってみればプレミアでもっとも多く起用された選手になっていました。
試合数だけならバリバリのレギュラーなんですが、プレーを見た人はとてもヴェンゲルのような高評価は出来ないと思います。
中盤でボールを失うケースは最後まで日常風景で、守備面できいてた試合なんて思い浮かびません。
もちろん来シーズンは今シーズンよりも成長しているはずですが、
スタメン表や選手交代で名前が出てきた時のガッカリ感はしばらく拭えそうにありません。

アルシャビン(MF)★★★★★
今シーズンの総括に名前を挙げた選手の中で、文句なしでただ1人の満点評価です。
これまで冬の移籍でアンリやレジェス、アデバヨールなどを獲得してきましたが、
いきなり残したインパクトはぶっちぎりのトップですね。
リバプール戦で見せた決定力だけではなく、アシストも非常に多く今いる選手のなかでは一番アンリに近いかもしれません。
プレシーズンを経て開幕から起用できる来シーズン、どんなパフォーマンスを見せてくれるのか非常に楽しみです。

エブエ(MF)★★★☆☆
ウォルコットにポジションを奪われる形で出場機会が減ってしまいました。
ただ速さという絶対的な武器では適わないんですが、チームの中や試合の中で自分を活かすのはまだまだ上。
守備で恐ろしく淡白になる瞬間が怖すぎるのでレギュラーに返り咲くことは難しいかもしれませんが、
仮装パーティーでアデバヨールを驚かせようとして「なんだ。ただのエブエか。」と言われたように、
その愛すべきキャラクターとともにチームの一員であり続けて欲しいです。

ファンペルシ(FW)★★★☆☆
アーセナルに来て以来、初めて長期離脱することなくシーズンを乗りきってくれました。
ところが長期離脱をしていないのにリーグ戦は途中出場も含めて27試合。
何本かのPKを含めた11ゴールでチーム内得点王ですがこれは少なすぎです。
チームがうまく行かなくなった終盤は、やたらと審判へファールをアピールするなど明らかにイラついたプレーが増えてしまいました。
なんだかバルサのベンチに移籍した某選手を想起させますが移籍させてる余裕はありませんね。

ベラ(FW)★★★☆☆
以前のエントリで「プレミアで10試合も出れば嬉しい誤算。」と書いていましたが、
結果的には途中出場がほとんどですがプレミアで11試合に出場しました。
この経験を元に成長していって欲しいんですが、来シーズンは故障者がいなければリーグ戦の出番はぐっと少なくなってしまいそうです。
才能があるのは誰の目にも明らかなので、あと2シーズンくらいは我慢してくれるといいんですが。

ウォルコット(FW)★★★☆☆
今シーズンはようやくその爆発的なスピードを試合の中で活かせるようになってきました。
そしてシュートへの積極性が出てきたんですがなんせよくはずす。サイドでの出場が多くても2ゴールというのは少なすぎます。
中盤にはセスク、ロシツキー、ナスリ、アルシャビンとチームを上手くまわせる選手が揃っていますから、
本人は不本意でしょうがジョーカー的な起用が増えるかもしれません。

アデバヨール(FW)★★☆☆☆
昨シーズン一気にブレイクし、アンリなみの待遇を求めたらしいという噂で反感を買いましたが、今シーズンは見事に失速。
故障がちなこともありリーグ戦の先発はたったの21試合で10ゴールとガタ落ちです。
戦力という点だけで考えれば、絶対に替えのきかない選手というわけではないと思うんですが、
移籍させると「また主力が抜けるのか。」という雰囲気が蔓延してしまいそうなので残留して欲しいところです。

ベントナー(FW)★★★★☆
長期離脱はなくチームの戦力として1年間きっちりとFW陣を支えてくれました。無駄にしたゴールチャンスは数え切れませんが、途中出場での貴重なゴールなどアデバヨールに次ぐリーグ戦9ゴールは立派な数字でしょう。味方からのラストパスさえあれば、簡単にゴールできるようなポジショニングのセンスも多くのシーンで見受けられました。そこでパスが出ないのは外しまくった本人の責任かもしれませんがまだ21歳です。あのCロナウドでも21歳のシーズンはリーグ戦9ゴールだったんですから、来シーズンの順調な成長と飛躍に期待しています。

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